テレビ朝日「Believe-君にかける橋-」P語る(3)狩山陸を通して描かれる木村拓哉の頼る演技

[ 2024年5月29日 07:00 ]

妻(天海祐希)に頼る演技も魅力的な木村拓哉
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 俳優の木村拓哉(51)がテレビ朝日ドラマ「Believe―君にかける橋―」(木曜後9・00)で無実の罪を背負わされた橋の設計者・狩山陸を好演している。

 プロデューサーの都築歩氏は「狩山には木村さんが得意とするアクションが反映されてます」と話した。雨の中で病院から抜け出していく場面では、肋骨骨折の痛みを表現しながら数メートルの高さから飛び降り、2台の車の上を伝って移動する動きを熱演。スタントには頼らず、全て自身でやり切っている。狩山は古武術を習得している設定で、刑務所の中での同室の受刑者を制す場面も持ち前のアクションで見事に演じた。

 そして、都築氏は今作で木村の「こんな顔もされるんだ」と新たな魅力も発見。それは「頼る演技」。妻の玲子(天海祐希)は姉さん女房。脱獄中に会った狩山は空腹かどうか聞かれると、乗り出すように「何か持って来てくれたの?」と聞き返し、物音が鳴ると玲子の背中に隠れるような動きを見せた。

 木村もキャリアや年齢を重ね、近年は常に頼られる立場の役を演じている。「甘えるかのように人を頼る演技も繊細に演じられる。本当に素晴らしく感じています」と都築氏は舌を巻いた。 (続く)

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