「虎に翼」次週予告でもネット号泣「花江ちゃん…第1回に」“寅のお守り”拾うのは？日本国憲法も　史実は

連続テレビ小説「虎に翼」第40話。佐田優三（仲野太賀）のために、佐田寅子（伊藤沙莉）が手作りしたお守りは…（C）NHK
Photo By 提供写真

　女優の伊藤沙莉（30）がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜前8・00、土曜は1週間振り返り）は24日、第40話が放送された。27日からは第9週「男は度胸、女は愛嬌？」に入る。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子（ともこ）の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

　第40話は、後輩の小泉由紀子（福室莉音）が佐田寅子（伊藤沙莉）を訪ね、女子部閉鎖を伝える。今年は高等試験も行われないため、寅子たち女性法曹の道は途絶えることに。戦局が厳しくなる中、寅子は佐田優三（仲野太賀）と愛娘・優未（ゆみ）と戦争を乗り越えることを最優先にしようと決心。しかし、とうとう優三の元にも召集令状が届く…という展開。

　次週予告。「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」。寅子の声で日本国憲法第14条が読まれる中、泣き叫ぶ猪爪花江（森田望智）、咳き込む猪爪直言（岡部たかし）、河原で涙を拭う寅子、成長した猪爪直明（三山凌輝）、寅子が優三に贈った“寅（虎）のお守り”、新聞紙面の「日本国憲法」、立ち上がる寅子…。

　SNS上には「本編で泣いて予告で泣いて…嫌だよ～！」「予告だけで大号泣…来週大丈夫かな」「最後、お守りを拾ったのは誰だ？」「予告の花江ちゃんにも泣いた」「直明が生きていたことが、唯一の救いだった」「予告の憲法がさらに泣ける」「もう来週には第1回のシーンになるのね」などの声が続出。本編に続き、視聴者の涙を誘った。

　主人公のモデル・三淵嘉子は書生・和田芳夫と結婚。1946年（昭和21年）、戦地で発病した芳夫は帰国後、長崎の陸軍病院で亡くなっている。（敬称略）