木戸大聖、好きな女性とは「友達のままでもいいかな」と思うタイプ…「9ボーダー」のもどかしさにも共感

[ 2024年5月24日 16:00 ]

「9ボーダー」3姉妹の幼なじみ・高木陽太を演じている木戸大聖(C)TBS
Photo By 提供写真

 女優の川口春奈(29)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「9ボーダー」(金曜後10・00)第6話が24日、放送される。川口と木南晴夏(38)、畑芽育(22)の3姉妹の心情が多くの共感を呼んでいる。そんな3姉妹の幼なじみ・高木陽太を演じている俳優・木戸大聖(27)が取材に応じ、作品に込めた思いを明かした。

 「恋はつづくよどこまでも」などで知られる脚本家・金子ありさがオリジナル脚本を手掛けるヒューマンラブストーリー。「中学聖日記」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」の新井順子プロデューサーと再タッグを組む。映画「ずっと独身でいるつもり?」「君が世界のはじまり」をはじめ、テレビドラマの演出も手掛けるふくだももこがメーン監督を担当する。

 10代、20代、30代…年齢を重ねていくと誰もが直面する「大台」の年齢への期待と不安。“モヤり”“焦り”ながら恋に仕事に立ち向かい、生きる道を探してラストイヤーを駆け抜ける、川口春奈・木南晴夏・畑芽育による“ボーダー3姉妹”の姿を描く。

 木戸が演じるのは、3姉妹の実家である「おおば湯」の近所にある「高木酒店」の息子・陽太。父の跡を継いでお店を経営している。七苗とは同い年で幼馴染。七苗に密かに思いを寄せている。

 3姉妹に振り回される役どころの木戸に、撮影現場でのエピソードや印象に残っているシーン、役への共感について話を聞いた。

――お芝居をされる際に大切にしているルーティーンがあれば教えてください。

 毎日これをするっていう決まりはないんですけど、お芝居の直前には必ずリラックスすることを心がけています。いろいろと準備してきたことはあるけれど、それを一旦置くようなイメージで息を吐いて気持ちを整えつつ、リセットしてフラットな気持ちで挑むことを意識してます。「用意、はい!」と言われてすぐに走り出すのではなく、焦らずに瞬間的に整えてから演技をはじめる時もありますね。

――ご自身にまつわる撮影現場のエピソードで特に印象深かったことを教えてください。

 コウタロウ役の松下洸平さんと2人だけのシーンはまだあまりないんですけど、第4話では陽太がコウタロウに向かって強く言い放ってしまい、あとで謝りに行くという設定でした。そこで陽太としての謝り方についてどうしたらいいかを監督と話し合ったんです。言い過ぎてしまったことに謝罪の気持ちはあるけれども、ちょっとぶっきらぼうな雰囲気を出せたらなと思って演じました。恋敵に歩み寄りを見せつつも、まだ距離があるというシーンは印象的でしたね。

――共演されている3姉妹の印象と、あまり知られていない新発見エピソードはありますでしょうか。

 印象としては3姉妹ともドラマの雰囲気のままなんです。本当の姉妹のような関係性と女子トークが撮影現場では繰り広げられているんですよ。僕がありがたいと感じるのは、年齢や先輩・後輩とか関係なく3人とも同じ目線で話せるので、他愛もない会話が気軽にできるのは一緒にいて居心地がいいですね。

 川口さんとは実年齢が近いので、同世代らしく観ていたドラマの共通点が多くて盛りあがりました。最近の木南さんはスマホのゲームにはまっているんですよ。ボタンを連打していたり、電波やコンセントを探しているお茶目な姿を目撃しています。畑さんはお笑い芸人さんが好きなので、僕のおすすめの面白い動画を観ては2人で涙を流しながらケラケラ笑ったりしています。

――松下さんからも「男同士で互いに助け合っていきたい」というお話がありました。男性陣ならではのエピソードは何かありますか?

 待ち時間などでは輪になって男女6人で喋っていることが多いんです。男性陣だけでも話したりはするんですけど、3姉妹にちゃんと振り回されている男3兄弟という印象で、兄弟的であり男子校のようなノリもあるので、僕もお互いに助け合っていきたいなと思っています。

 井之脇海さんとはお互いに好きな野球の話をしたり、野球選手のモノマネごっこをしたりと共通の趣味の話題が多いですね。松下さんは、飲食店で自分が松下洸平だということがバレてしまった時のエピソードを最近聞いたんですけど、帽子とマスクをしていても声でバレてしまったと仰っていて。意外に声だけでバレてしまうんだと思いました。

――我ながら不器用だなぁと思うエピソードを教えてください。

 実は、食べ物をやたらとこぼしてしまうことが多いんです。お昼にカレーが出た時に、着ていた衣装が白いYシャツだったので、汚してしまわないように事前の対策としてYシャツを脱いで肌着で食べたんです。でも、やっぱり肌着にはカレーがついていました。よく汚してしまうので、周りの方からも指摘されちゃうんですよね。もう次は裸で食べるしかないのかなって思ってしまいます(笑)。

――高木陽太を演じる中で共感を覚えるところはありますか?

 好きな人に対して、その時の関係が充実していたらそれでいいと思ってしまうところは共感できますね。僕自身も友達期間を経てその延長線上でお付き合いをしたいと思うタイプなので、七苗に対しても“友達のままでもいいかな。でもやっぱり好きだな”という陽太の感覚はとても重なるなって思いました。

――陽太ならではの視聴者へ向けたメッセージをお願いいたします。

 たくさんの方々が『9ボーダー』に反応してくださっていて嬉しいですし、陽太を応援してくれるメッセージが僕のところにも届いているので、お芝居をする上で力になっています。微妙な三角関係の展開はみなさんも気になるところだと思いますので、今後の陽太の恋の行方をぜひ楽しみにしていてほしいです。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年5月24日のニュース