大人気ラッパー・Awich　壮絶な過去語る　夫が事件に巻き込まれ他界…うつ状態を救った父の言葉とは

Awich
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　ラッパーのAwich（35）が、26日放送の日本テレビ「マツコ会議」（土曜後11・00）に出演。壮絶な過去を語った。

　Awichは19歳で渡米。14歳年上の米国人男性と出会い、20歳で結婚した。そして長女を出産するも、3年後に夫が事件に巻き込まれ他界。それから約2年間、うつ状態が続いたという。

　Awichは、立ち直った理由が2つあるとし、1つは「ずっと自分の気持ちとかを、小っちゃい頃から日記とか書いてて、それを読み返したり」したことだったそう。ラップをする意味や自分の好きなこと、考え方など、自分を見つめ直したことがエネルギーに変わったと振り返った。

　そして2つ目について「極めつけの出来事があって」と話し、父の言葉を紹介した。Awichが沖縄の実家でダラダラしていると、父が「お前はいつまでそんなことしてんだ」と声をかけたそう。「旦那を亡くしたことがあったから、悲しみに浸る権利があるって勘違いしちゃってて」というAwichだが、父は「沖縄の人はな、全員自分の大事な人とか、家族とか友達を戦争で失ってるんだ」と話したという。

　Awichは「私は、自分だけがこういう悲しい思いをしてるって思ってたけど、それを乗り越える強さの上に私は成り立ってるんだっていうのを再確認したというか。私のルーツがそうなんだって思えた瞬間に、立って歩き出そうって思えて」と語った。