若新雄純氏 今こそ新型コロナ運用議論を提言「収まったねと議論しなくなったら政府も専門家も怠慢」

[ 2022年9月9日 19:09 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 慶大特任准教授の若新雄純氏が9日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、各地で新型コロナウイルスのピークが落ち着きつつある現状についてコメントした。

 東京都ではこの日、9240人の新規感染者を報告。先週の同じ曜日から3173人減った。そのほか、各地でも新たな感染者が減っている報告がされている。

 そんな中で若新氏は、上昇傾向にあった際に出演した時の状況を回想した。「岡田(晴恵)先生だったと思うんですけど、“波が上がり始めている時には、指定レベルの変更とか(行っても)、現場の人たちは混乱する”と。“波が収まっている時に次、どういう態勢にするか協議すべきです”とおっしゃっていて」と話し、「なるほどなと思って」と同意した。

 第7波では、感染者数が右肩上がりに増え、医療がひっ迫する中で、感染症法の運用変更を求める声も上がり、医療の現場に混乱が広がった。若新氏は「波が収まってきたんだったら、議論を減らしてしまうんじゃなくて、その間に指定レベルをどうすべきか、どういう対応をすべきか、どういうふうに社会が広く対応していけるようにするかを議論してほしい」と提言。「これで、今回の波も収まったねと議論をしなくなったら、ホントに政府も専門家も議論してない、怠慢だということになる。ここからしっかりと話し合いをしてほしいですね。年末に向けて」と厳しい言葉で訴えた。

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2022年9月9日のニュース