鈴木哲夫氏 自民と旧統一教会の接点調査に「そもそも遅い」世論、メディアが「それで良しとするのか」

[ 2022年9月9日 16:28 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ジャーナリストの鈴木哲夫氏(64)が9日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。自民党所属の国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点に関するアンケート結果についてコメントした。

 自民党は8日に党所属の国会議員379人に対し実施したアンケートの集計結果を発表。半数に近い179人に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側と何らかの接点が確認されたと明らかにし、会合出席などを認めた121人の氏名を公表した。教団や関連団体の会合に出席したと回答した議員のうち、9割近くが「関連団体との認識はなかった」と釈明したという。

 鈴木氏は「自民党としては、これで終わりにしたいということですね。じゃあ、それを世論だとかメディアもそうだが、それで良しとするか?それのせめぎ合いがこれから始まり、続くと思いますね」と語った。

 そして「この調査、会見を聞いてて思ったのは、やっぱりこの調査はそもそも遅いですよね」と指摘。加えて氏名が公表された121人に対し「ディープに取材している人がこの中にたくさんいるわけですよ。名前は言いませんけど、統一教会を知らないはずがない人たくさんいますよ」と皮肉も。

 「そういったこと考えると、この調査は自己申告だから第三者が客観的に“関係がある”としたわけでない。自分でどうかな?って(考えて)最後は“知らなかった”って言えば終わるのかなって。調査というよりは、1つの節目を付けたに過ぎない」と述べた。

 その上で「議員の名前出てきたことによって、逆に言うと“この人もっとディープに付き合ってましたよ”って、ある種の告発のような情報がかなり寄せられてる」と氏名が公表された議員と旧統一教会の関係性についてさらなる報道が続くのではとした。

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2022年9月9日のニュース