風間晋氏　首相表明の5万円給付に「インフレ対策の常道は金利を上げること。世界でやっているが日本は…」

東京・台場のフジテレビ社屋
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　フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が9日、同局の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。岸田文雄首相が8日、官邸で記者団の取材に応じ、所得が少ない住民税非課税世帯に対し1世帯当たり5万円を給付すると表明したことに言及した。

　政府は9日に物価高対策を話し合う「物価・賃金・生活総合対策本部」の会合を官邸で開き、低所得世帯への5万円給付を正式決定。会合には岸田文雄首相が出席し、電気やガス、食料品など生活必需品の物価が上昇しているとして「緊急に対応する必要がある」と述べ、「切れ目なく大胆な対策を講じていく」と10月に策定する総合経済対策への対応を閣僚に指示した。

　風間氏は「そもそもこれはインフレ対策と言ってるわけだから、インフレ対策の常道は金利を上げることですよ。世界中の国の中央銀行はそれをやっているんですけれど、日本はそれができない。だから何かほかにインフレ対策、物価対策的なことをやらなきゃいけないという、そこでこういう給付みたいな発想にいかざるを得ないという感じなのかなと思います」と自身の見解を述べた。