カリスマ保育士・てぃ先生、保育現場は「異常な人手不足」主張 命の危険は「通園バスだけではない」

[ 2022年9月9日 14:11 ]

てぃ先生公式インスタグラム(tsenseidayo)から

 現役保育士ユーチューバーで育児アドバイザー、顧問保育士のてぃ先生(35)が9日、自身のツイッターを更新。静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の通園バスに女児(3)が取り残され死亡した事件について、システムの整備とともに人員不足の解決が必要だと私見を述べた。

 てぃ先生は「通園バスへの置き去り防止のために、システムや機器の設置を進めていただくのは必要なんですが、それで解決とは思わないでほしいです」と書き出し、「いい加減この業界の異常な人手不足、その原因ともいえる負担の大きさも同時に解決していかないと、あっても使わない、面倒だから電源を切るなんて園が出てきます」と指摘した。

 「“保育士、幼稚園教諭になりたい!”“ご家庭の役に立ちたい!”と熱い気持ちや希望をもって学校に通ったり、独学で資格取得した人たちの多くが一年も経たずに辞めていくということ、これがこの業界の異常性を物語っています。そして、それを見て見ぬふりする偉い人たち。いい加減、本腰入れませんか」と人手不足の現状改善を求めた。

 「子どもの命を預かる施設での業務は、通園バスだけではありません。食事で喉をつまらせるかもしれない、午睡中に呼吸困難になるかもしれない、活動中に怪我をするかもしれないなど、気をつける点は無数にあります」と保育士の立場から主張し「そういった中で“通園バスだけ気をつけました”で安心でしょうか?僕は違うと思います」と持論を展開した。

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2022年9月9日のニュース