橋下徹氏 国葬、岸田首相の説明“納得できなかった”83%に「日本国民は賢明。法治国家なんだから…」

[ 2022年9月9日 11:52 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が9日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。衆参両院の議院運営委員会が8日、安倍晋三元首相の国葬に関する閉会中審査を行ったことに言及した。

 岸田文雄首相は、国葬は内閣府設置法などを根拠に実施できるとして「行政権の範囲内だ」と述べ、法的正当性を主張。安倍氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係調査を求められたが、否定的な考えを示し、今後の国葬実施に関しては「その都度、政府が総合的に判断するのがあるべき姿だ」と語った。総額16億6000万円程度とした概算費用に関しても「過去のさまざまな行事との比較においても妥当な水準」とした。

 番組のアンケートで、岸田首相の説明に「納得できた」が17%、「納得できなかった」が83%だったことに、橋下氏は「これは安倍さんの業績で反対している人が83%じゃないと思うんです。僕は日本国民は賢明だと思います」と言い、「政府、岸田政権の決め方、政治の決め方にみんな不安感を覚えている」と指摘。

 そして「感情で、安倍さんが凶弾に倒れて“安倍さん、大変なことになった。安倍さん、凄い功績があったじゃないか”ってことで、世論が盛り上がった時に、それに乗っかって安倍さんの支持層、安倍派に属する国会議員が“国葬だ、国葬だ”って、岸田さんがそのまま感情でやってしまった。国家運営は感情でやっちゃだめですよ。法治国家なんだから基準を決めてルールを決めて手順を踏んで、そして意思決定をしていく。これをやらない国家運営に対して国民は純粋に反対の気持ちをぶつけたと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年9月9日のニュース