トランスジェンダー社員へのセクハラ認めた「ピクシブ」　裁判で「認諾」全額賠償の意向

　イラストコミュニケーションサービス「pixiv」は9日、公式ツイッターを更新。過日報道された、社員へのセクハラ行為についての裁判が8日に開かれ、原告の請求内容に対し、全面的に責任を認め、認諾したと発表した。

　「pixiv」では今年6月、男性役員が女性社員やトランスジェンダーの社員にセクハラをしていたと報じられ、男性を役員職から解任していた。トランスジェンダーの社員は、男性とピクシブを提訴する方針を示していた。

　この件について、8日に裁判が開かれたことを報告。「弊社は原告の請求内容に対し、全面的に責任を認め、認諾いたしました」と原告側の請求を認める「認諾」の手続きをし「改めて、原告である弊社従業員に対しまして、社内でハラスメント被害が発生してしまったこと、またそれに対する弊社の度重なる対応の不足・不手際によりお心を深く傷つけてしまったことをお詫び申し上げます」と謝罪。「今後同様の事案の発生を招かないよう、徹底したハラスメント予防を行い、健全な組織づくりに努めてまいります」と記した。