橋下徹氏 エリザベス女王の訃報に「無言で政治に示唆…英国政治に微妙な影響が出るような気がします」

[ 2022年9月9日 09:54 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が9日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。英国のエリザベス女王が8日、滞在先の英北部スコットランド・バルモラル城で死去したことについてコメントした。

 エリザベス女王は96歳だった。死因は明らかにされていないが、英王室は「安らかに息を引き取った」と発表した。在位期間は約70年7カ月にわたり英歴代君主として最長。英史上最高齢の君主で、世界の存命する君主の中でも最高齢だった。英国の安定と国民統合の象徴として絶大な人気と尊敬を集めた。国家的支柱を失った英国は服喪期間に入り、新たな時代を迎える。王位継承順位1位の長男チャールズ皇太子(73)が新国王「チャールズ3世」として即位した。英BBCによると、ロンドン中心部にある英王室ゆかりのウェストミンスター寺院で2週間以内に国葬が営まれる見通し。

 橋下氏は「欧州の王室が、国民の支持が離れて次々と倒れていく中で、英王室をどう維持するか、国民の支持を得ることに大変苦労、腐心されていたということを聞いています。いろんな映画とかドラマでもそういう状況が出て来るんですけれども、ある意味、選挙で支持を得る方が見える化されますから、凄い楽ですよね。分からない中で国民全体の支持を得るってのは本当に大変なことだと思います。まさにチャーミングだったり魅力だったり、僕は政治的な影響力もかなりあったと思うんです」と言い、「日本もかつて立憲君主制でした。ただ日本は敗戦後、象徴天皇制になり、天皇陛下と政治というものは完全に切り離されましたけど、英国はずっと立憲君主で、形は変わりながらも首相と密にコミニュケーションを取りながら、文献によればエリザベス女王は無言で政治に示唆を与えることが女王の役割だということを認識されていたということも書かれています」と話した。

 そして「本当に政治的な技術を持ったエリザベス女王が亡くなられて、チャールズ3世国王は本当に荷が重いというか、これからスタートなんですけれども、政治にも、何かしら英国政治に微妙な影響が出るような気がします」と自身の見解を述べた。

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2022年9月9日のニュース