風間晋氏 安倍元首相の国葬、外国首脳の動向に「天皇陛下はどう関わるんですかってところが全く…」

[ 2022年9月9日 11:26 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が9日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。衆参両院の議院運営委員会が8日、安倍晋三元首相の国葬に関する閉会中審査を行ったことに言及した。

 岸田文雄首相は、国葬は内閣府設置法などを根拠に実施できるとして「行政権の範囲内だ」と述べ、法的正当性を主張。安倍氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係調査を求められたが、否定的な考えを示し、今後の国葬実施に関しては「その都度、政府が総合的に判断するのがあるべき姿だ」と語った。総額16億6000万円程度とした概算費用に関しても「過去のさまざまな行事との比較においても妥当な水準」とした。

 番組のアンケートで、岸田首相の説明に「納得できた」が17%、「納得できなかった」が83%だったことに、風間氏は「納得できなかったという方が多いという、これ自体が外国の参加にも影響を及ぼしていると思う。例えばマクロン仏大統領とか、ドイツのメルケルさんなんかが当初、参加するって言われていたのが、そうじゃなくなったのは、この日本の世論の動向を、東京にある各国の大使館が逐一本国に報告しているわけですよ。なかなかまとまりませんとかね」と指摘。

 そして「わざわざ自分から足を運ぶかどうするかっていうのは、やはり皆さん考えられると思う。外国の首脳が弔意を表しに日本に来る、その国葬に日本の天皇陛下はどう関わるんですかってところが全く見えてこないのが、ここがまた難しくしている理由の1つじゃないかなと思います」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2022年9月9日のニュース