成田悠輔氏 テレビの時代は終わっていない「唯一無二の価値として残り続ける」

[ 2022年9月9日 10:40 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
Photo By スポニチ

 経済学者で米エール大助教授の成田悠輔氏が、8日深夜放送のテレビ朝日「ぺこぱポジティブNEWS」(木曜深夜1・56)に出演。テレビの存在意義について語った。

 トークテーマの「テレビの時代は終わった?」について「終わってない!」と明言。「確かに昔に比べれば、ビジネスとして、お金としてはうまくいかなくなっていると思いますよ」と前置きしたうえで「だけどブランドとか権威みたいな意味では、全然終わってない気がするんですよ。テレビとかって今でも1000万人単位の人が見る番組とか、普通に持っているじゃないですか。YouTubeで1000万人見るコンテンツなんて、ないですよね」と理由を挙げた。

 世の中の流れとして、コンテンツの多様化でテレビの存在感が低下しているとする向きもある。だからこそ同氏は逆に、テレビの価値が上がっていると言う。「みんな誰でもコンテンツ作れるようになっちゃったじゃないですか。で、世の中って天才にあふれているじゃないですか。面白いYouTubeコンテンツ作る人、Tik Tokコンテンツ作る人、いくらでもいると思うんですよ。そういう人ら全員で、全員と競争し合っているんで、そりゃあ一人勝ちする人とか、いないですよ」と指摘した。

 「テレビはみんなが知っている、みんなが見ている何かっていうのを作り出せる史上最大で最後のメディア」と断言したうえで「それはブランドとか唯一無二の価値として、今後も残り続けると思うんですよ。お金という意味では、だんだんじり貧になっていくんだけど、なぜか“テレビに出るとえらいよね”みたいなのは残り続ける感じなんじゃないのかな」と話した。

続きを表示

2022年9月9日のニュース