田中ウルヴェ京氏 五輪汚職めぐり「何が問題だったのか、明らかにすべき」組織委とは別の組織の必要性も

[ 2022年9月9日 16:01 ]

ソウル五輪シンクロ・デュエット銅メダリストの田中ウルヴェ京氏
Photo By スポニチ

 ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリストでメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏(55)が9日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件について言及した。

 今回の事件をめぐって、東京地検特捜部が大会組織委員会の会長を務めた森喜朗元首相(85)を参考人として任意で事情聴取。大会スポンサーの紳士服大手AOKIホールディングス(HD)、出版大手KADOKAWAから賄賂を受領した疑いがある組織委元理事高橋治之容疑者(78)の受託収賄事件の立証に必要と判断したとみられる。

 田中氏は「個人の問題とガバナンスの問題がありますよね」と指摘。「フランスは今度、2024年にパリ大会があります。民意をしっかり聞くためにも組織委員会とは別の組織をしっかり作り、そこが検証する。組織委員会でもめごとがあった時にグレーにするのでなく、何が黒、何が白と分かるためには客観的な根拠が必要ですから、そこの組織をしっかり作るということをやるんですね」と」と他国における五輪開催時の事例を紹介した

 だからこそ「日本も何が問題だったのか、なぜ透明性ができなかったのか、どこまで透明性があったのか、それをもちろん明らかにすべき」と訴えた。

続きを表示

2022年9月9日のニュース