宝塚月組「グレート・ギャツビー」トップ月城かなと「宝物となる作品に」

[ 2022年9月9日 18:35 ]

 宝塚歌劇団月組公演「グレート・ギャツビー」が10日、東京宝塚劇場で開幕する。初日に先駆け通し舞台稽古が行われた。

 米作家F・スコット・フィッツジェラルドの代表作。ロバート・レッドフォード、レオナルド・ディカプリオらによって映画化された。1991年に雪組が「華麗なるギャツビー」のタイトルで世界で初めてミュージカル化し、成功を収めた。08年には月組で再演された。3度目の上演となる今回、トップスターの月城かなとがギャツビーを演じる。

 終演後に演出の小池修一郎氏、初演キャストの杜けあきと鮎ゆうき、月組トップコンビの月城と海乃美月の囲み取材が行われた。

 「31年前の91年、08年、22年とこの作品をさせていただいた。彼女たちとの出会いと作品との巡り合わせに感謝。時間がたっても輝きを失わない宝塚という素晴らしさに、改めてうれしさを感じる」(小池)、「宝塚の世界は必要不可欠。この素晴らしい作品を多くの人に見ていただきたい」(杜)、「自分の心の奥に大切に閉まっていた物に再会してしまった懐かしい気持ちと、初めて見る新鮮な世界を楽しませていただいた」(鮎)、「振り返った時に宝物だったと思える作品になるように、精いっぱい演じたい。この素晴らしい作品を、また次の時代につないでいけるように頑張っていきたい」(月城)、「初日を迎えられることに幸せを感じている。作品を大切にお届けできるように務めたい」(海乃)とコメントした。

 10月9日まで。千秋楽公演は全国の映画館でライブ中継される。また、千秋楽と9月22日18時半の新人公演は「タカラヅカ・オン・デマンド」でライブ配信される。

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2022年9月9日のニュース