カンテレ社長会見 安倍元首相についての発言で批判浴びた新実アナに「引き続き頑張ってほしい」

[ 2022年7月28日 15:34 ]

関西テレビの社屋
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 カンテレの羽牟正一社長は28日、大阪市内の同社で会見。7月12日の「報道RUNNER」(月~金曜後4・45)の放送の中で新実彰平アナウンサー(33)が銃撃されて死亡した安倍晋三元首相について発言した件について語った。

 新実アナは12日の番組内で自民党・松川るい参院議員(51)にインタビューした後、「生きて歴史の審判を受けてほしかった」と発言。「何様のつもりだ?」などSNS上で批判を浴び、ツイッターなどが大炎上した。

 同アナは自身のツイッターで「理解に苦しむ。松川るい参院議員に安倍氏の外交的遺産を大いに語っていただいた上で、『一方で安倍氏の言動に傷ついた方が一部にいたのも事実』と付加の上申し上げたこと。総理として為した全てを対象としている。中曽根氏の『政治家は歴史法廷の被告』との言と同義の極めて一般的な表現だ。」と反論。この反論に対しても「こいつだけは許せん」など過激なコメントが寄せられた。

 羽牟社長は「当社が制作した番組について責任は個人でなく関西テレビにあります」とし、「今回の発言、安倍元総理が突然亡くなられたということを悼みつつ、長期政権の検証は必要だという意図の下の発言だと思っています」と語った。さらに「こういう趣旨の発言をする中で、より適格な表現があったのではないかという部分もありますが、新実君には引き続き頑張って欲しいと思います」と擁護した。

 番組への批判は受け止めながら「出演者、スタッフ、社員が大切な存在」と過激な誹謗中傷等には対抗する姿勢を見せた。

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2022年7月28日のニュース