立岩陽一郎氏 「吉村知事を擁護する気は全くないんですが…」大阪府の高齢者外出自粛呼びかけに

[ 2022年7月28日 09:35 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 元NHK記者で国際ジャーナリストの立岩陽一郎氏が28日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。大阪府が27日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、感染状況を示す独自基準「大阪モデル」に基づく警戒レベルを約3カ月ぶりに最高の「非常事態(赤信号)」に引き上げたことに言及した。

 大阪府は、28日から8月27日まで、重症化リスクの高い高齢者に不要不急の外出自粛を求め、同居家族にも感染リスクの高い行動を控えるよう呼びかける。外出自粛を求める対象は65歳以上の高齢者を想定しているが、専門家からは「高齢者に限定した行動制限に意義はあるのか疑問」との指摘が出た。吉村洋文知事は会議後の記者会見で「感染の全体を抑える措置ではないが、リスクの高い人は身を守る行動を取ってほしい」と説明。現役世代に向けては「感染対策が不要ということではない」と強調し、ワクチンの3回目接種などを呼びかけた。

 立岩氏は「まさに苦悩の結果で、正式発表がある前に、大阪の番組で吉村知事とご一緒して、私、別に吉村知事を擁護する気は全くないんですが」と切り出し、「その時の知事の説明では、大阪はいわゆる老人施設が多いんです。東京より多いんですよ。人口に占める高齢の方が多いというのが一つ。それと正確には、全面的な行動制限をしないという前提で何ができるか。いわゆる年配の方を守るっていう判断ですね」と言い、「私は、全国一律で何かを判断するよりは、やはり府民によって選ばれた知事が責任を持って判断をするというのは正しいと思う。それに対して批判があってもいいんですよ。だけどやっぱり知事が責任を持って判断するということはあってもいいんじゃないかと思います」と自身の見解を述べた。

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