元E-girls・山口乃々華が舞台で障がい者役 祖父の存在で「身近にありすぎた障がいを学べる」

[ 2022年7月28日 14:06 ]

ミュージカル「SERI」をPRする(左から)奥村佳恵、山口乃々華、和田琢磨
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 ミュージカル「SERI」(10月22、23日、松下IMPホール)の取材会が28日、大阪市内であり、主演の山口乃々華(24)、奥村佳恵(33)、和田琢磨(36)が登場。山口は「台本を読んで、まっすぐな気持ちで取り組みたい」と決意を語った。

 両目の眼球がなく、聾唖(ろうあ)の少女「千璃(セリ)」を巡る実話を基にした題材を、脚本家・高橋亜子、作曲家・桑原まこの初コンビでミュージカル化。障がい児を異国で育てる苦労、自身の心と身体との戦い、友人・家族との葛藤、娘・千璃(せり)の誕生にまつわる医療裁判など、千璃を取り巻く8年間の話が綴られている。

 「セリフはほぼなくて、身体的表現が主。今までやってきたダンスを生かしたい」と「E-girls」で活躍してきた山口。一方で「祖父は目が見えなかった」と明かし「障害が身近にあって当たり前すぎた。障害とどう生きていくか、しっかり向き合って学べる機会です」とした。

 まだ稽古には入っておらず、各自で台本を読んでいる最中。和田は「台本と真摯(しんし)に向き合いたい。勇気を与えられる作品」とPR。東京・博品館劇場(10月6~16日)、大阪・松下IMPホール(同22、23日)で上演予定。奥村は「関西は素直に笑ってくれるという印象」と話し、山口は「感じる空気は(東京、大阪で)違うと思います。緊張感あると…」と気を引き締めていた。

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2022年7月28日のニュース