新型コロナ感染の3歳児死亡 子供の感染疑いに医師が忠告「兆候を見逃さないことが大事」

[ 2022年7月28日 19:04 ]

日本テレビ社屋
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 医師の加藤哲朗氏が28日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)にリモートで生出演し、子供の新型コロナウイルス感染疑いについて見解を語った。

 静岡県は28日、新型コロナウイルスに感染した3歳女児が死亡したと発表した。県によると、女児は発熱を繰り返す「周期性発熱」の基礎疾患があった。7月中旬に発熱、せきの症状があり、医療機関での抗原検査は陰性だったものの、家族の感染でみなし陽性に。発症から6日目に死亡し、その後のPCR検査で陽性と診断された。

 県では子供の感染疑いで、相談の目安を公表。発熱や風邪の症状に加え、「1歳未満」「基礎疾患」「ぐったりしたり、けいれんしている」「下痢や嘔吐、尿が少ない」などを挙げている。加藤氏は「お子さんの症状は非常に難しいのと、お子さんそのものが体調の不調を訴えにくいということもあります」とし、「親御さんとか周囲が気付いてあげることが大事になると思います。こういった兆候を見逃さないことが大事ですね」と解説した。

 3歳はワクチン接種の対象外の年齢でもある。加藤氏は「この方もどのように感染したか分かりませんけれど、周囲の方がなるべくかからないというのも大事な方法だとは思います」と指摘。「その手段の一つとして、(周囲の人の)ワクチンも検討する価値はあるとは、個人的には思います」とした。

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2022年7月28日のニュース