元JOC職員・春日良一氏 五輪組織委元理事の受託収賄疑惑「選手のおかげで復活した五輪のイメージが…」

[ 2022年7月28日 13:06 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

 日本オリンピック委員会(JOC)の元職員で、スポーツコンサルタントの春日良一氏が28日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事(78)の会社に大会スポンサーの紳士服大手AOKIホールディングス側が総額約4500万円を資金提供した事件について言及した。

 東京地検特捜部は28日、横浜市のAOKIホールディングス本社を家宅捜索した。高橋氏への贈賄容疑とみられる。事件の関係先への強制捜査は3日連続。26日に受託収賄容疑で東京都内の高橋氏を捜索し、スポンサー募集などに関わった広告大手の電通も対象とした。27日にはAOKIの青木拡憲前会長(83)宅や都庁内にある組織委の清算法人も捜索。AOKIが五輪事業参入を期待し、高橋氏側に賄賂として資金を出した疑いがあるとみて全容解明を進める。高橋氏はこれまでの取材に、AOKI側と組織委の利害に絡む付き合いはないと説明している。

 春日氏は「6月30日に組織委員会が解散しました。それ以降に出て来たんですけど、昨年、特に五輪始まる前は結構、コロナがあって開催がいいのかどうかって凄い議論しましたし、私は開催すべきだと言っていたんですけど、その中で開催されたんですが、選手たちの頑張りで感動を呼んで、そこで五輪のイメージ、いろんなイメージのダウンがあったんだけど、そこでちゃんとまた元に戻った」と言い、「五輪ってやっぱりやってよかったなというところがあったと思うんですよね。それでまたここに来て、こういう疑惑が出ると、選手のおかげで復活した五輪のイメージが崩れていくのが凄く心配になりますね」と自身の思いを述べた。

続きを表示

2022年7月28日のニュース