「ちむどんどん」昼ドラ?否定されても…重子「和彦は渡さない」ネット恐怖も ニーニーのせい 招待台無し

[ 2022年7月28日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第79話。家族写真を見つめる重子(鈴木保奈美・左端)は…(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は28日、第79話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第79話は、1978年(昭和53年)8月、結婚を決めた暢子(黒島)と和彦(宮沢氷魚)。和彦の母・重子(鈴木保奈美)に「あまゆ」に来てもらう日、事情を知らない賢秀(竜星涼)が現れ、重子と鉢合わせ。大混乱を招く。それでもめげない暢子は、あきらめそうになる和彦に“ある提案”をし…という展開。

 賢秀は、暢子が重子のために作ったごちそうを勝手に食べ、ラジオの競馬実況に夢中。しかし、賭けた「イチバンボシボーイ」が敗れ、賢秀はテープルに突っ伏した。そこへ現れた重子に「何見てるか、おばさん。しっ」。重子は和彦に「言ったでしょう。住む世界が違う。ごきげんよう」ときびすを返した。

 賢秀は「バカはバカなりに、妹のために何かしてやりたかった。新しい門出を祝ってやりたいと考えたわけ。もう二度と暢子には近づかん。結婚式も欠席する。暢子、バカなニーニーでごめんな。だけど、少しはオレの気持ちも分かってちょうだい。暢子は幸せになれよ。じゃあな」。暢子は「その気持ちだけでうれしいさ」などと答え、兄を心配してお金を渡した。

 喫茶サーカス。和彦は前日の騒動を謝罪。しかし「僕は母さんみたいな奥さんがほしいわけじゃない。むしろ、そんな女性は嫌だ。暢子には夢があり、やり甲斐のある仕事もしてる。僕は暢子の生き方を肯定している」などと口走ってしまい、重子は「母さんの人生は否定するのね」と喫茶店を後にした。

 暢子は和彦に手紙を書いたらと提案した。

 夜。重子は家族写真を手に、中原中也の詩「子守唄よ」の一節を口に。そして意を決したかのように「和彦は渡さない」――。

 SNS上には「急に昼ドラ感」「突然のドロドロな昼ドラ展開か?」「本日のパワーワード『和彦は渡さない』」「保奈美、最後怖すぎだろ」「もう、ホラー」などの声も上がった。

 直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。博多大吉は「(重子に)そんな目で見られましても。昔、ああいうドラマあったよね。ドロドロした。テイストが変わりました」、鈴木奈穂子アナウンサーも「カッコいいけど、怖い」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月28日のニュース