新型コロナ感染者急増で解熱剤不足 医師が忠告「大人はカロナールにこだわる必要ない。冷静に」

[ 2022年7月28日 16:53 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 日本感染症学会専門医で、東京歯科大の寺嶋毅教授が28日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にリモートで生出演し、新型コロナウイルスの感染者増で解熱剤が足りなくなってきている現状についてアドバイスした。

 番組では、解熱効果があるカロナールの製造元の話として、第7波による大幅な患者増、需要増で、このままだとすべての注文に対応できなくなるとの見解を伝えた。カロナールは効果が緩やかで、子供や妊婦、高齢者も服用が可能な解熱剤とされている。

 この現状について、寺嶋氏は「私どもの病院では不足ということはありませんが、解熱剤を常備した方がいいとアドバイスもあって、カロナールが減っていることもあるようです」と説明。解熱剤はカロナールのアセトアミノフェンだけでなく、イブプロフェン、ロキソプロフェンと別の種類もある。寺嶋氏は「大人はカロナールだけにこだわる必要はまったくありませんし、過剰なストックも必要ありませんので、冷静に対応していただければ」と忠告した。

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2022年7月28日のニュース