北村義浩氏 コロナ1日20万人超の意味「1日でできる検査数は41万…頭打ちで実際の陽性者はもっと」

[ 2022年7月28日 16:26 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 感染者学の専門家で日本医科大学特任教授の北村義浩氏が28日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。国内で27日に、新たに20万9694人の新型コロナウイルス感染者が報告され、1日当たりの過去最多を更新したことに言及した。

 20万人を超えるのはこれまで最多だった23日以来2回目。地域別では北海道や京都など25道府県で最多を更新しており、流行「第7波」拡大の勢いが続いている。死者は129人で、2日連続で100人を上回った。厚生労働省に対策を助言する専門家組織は27日に会合を開き「全国的にこれまでで最も高い感染レベルを更新し続けており、急速な感染拡大が継続している」と分析。「医療提供体制への影響も含め最大限の警戒感をもって注視していく必要がある」と指摘した。

 北村氏は、「厚生労働省のホームページに行けば分かります、今、日本で1日でできる検査数は41万なんですね。そうすると、陽性率はもう50%くらいなんですね。たぶん、これが実は限度なんです。ほぼ頭打ちになりかけていて、ですから本当はもっとたくさん患者さん、陽性者がいる可能性があります。だから実態はもっと多いと思った方がいいと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年7月28日のニュース