「六本木クラス」ラスト第4弾挿入歌は秦基博の「残影」 竹内涼真演じる主人公の激動の人生を表現

[ 2022年7月28日 21:54 ]

最後の挿入歌として解禁された秦基博の「残影」(C)Kwang jin /tv asahi
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 俳優の竹内涼真(29)が主演を務めるテレビ朝日の木曜ドラマ「六本木クラス」(木曜後9・00)の第4話が28日に放送され、ラスト第4弾挿入歌として秦基博の「残影」が解禁された。

 [Alexandros]による主題歌「Baby’s Alright」をはじめ、“超豪華”な挿入歌はTHE BEAT GARDENの「Start Over」や松室政哉の「ゆけ。」、そして三浦透子の「点灯」など、発表されるごとにSNSやメディアで取り上げられ、大きな話題となっていた。

 シンガーソングライターの秦は2006年にシングル「シンクロ」でデビューすると、「鋼と硝子で出来た声」と称される力強くも繊細さを感じさせる唯一無二の歌声、そして情緒性豊かな楽曲が瞬く間に多くの人を魅了。注目を集める中、2014年には映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌「ひまわりの約束」を大ヒットさせ、以降も数々の名曲を生み出し続けている。

 <以下第4話ネタバレあり>

 そんな秦が今回「六本木クラス」のために書き下ろした挿入歌「残影」は、竹内演じる主人公・宮部新の激動の人生を表現し、第4話では、リニューアルオープンに向けて徹夜で働きづめの新を心配する葵に、新が「夜は眠れないんだよね」と語るシーンでイントロが流れ、その後に続く、新が父を思い出しながらひとり乾杯、そして夜明けに走り出すというシーンで初披露された。

 「諦められたならいっそう 楽になれるのに どうして この手を伸ばすの 傷ついても」

 この歌詞は、新が「二代目みやべ」のメンバーと前を向いて突き進む一方で、その根底には父を奪われた悲しい過去を抱える心情を表しているようで、見る人に新の気持ちが痛いほど伝わってくる。

 「絶望は スコールみたいに 予告なく 降り注ぎ 在ったはずの未来も奪われ 叫んだ空 追いかけてる 夏に散った花火を ずっと ひとり日々」

 特にこの歌詞では、眠れない辛い夜を送る新の苦悩が描かれながらも、秦の力強い歌声と相まって絶望の淵から立ち上がろうとする強さを表現。秦はこの曲を制作するにあたり「主人公・新が抱える、拭いようのない痛み、怒り、絶望、そして孤独。それらを自分と重ね合わせながら紡ぎました」と思いを明かし、「ドラマと共にお楽しみいただければ幸いです」と語った。

 今回解禁された秦基博の「残影」は、第4話放送終了後に楽曲配信が開始され、ドラマ映像を使用した「六本木クラス」コラボMVも同時に配信スタート!さらに、楽曲配信中の[Alexandros]の「Baby’s Alright」と松室政哉の「ゆけ。」、三浦透子の「点灯」の3曲と、そしてTHE BEAT GARDENの「Start Over」もドラマコラボMVを配信中。

 「六本木クラス」は2020年に動画配信大手「Netflix」で配信されブームを巻き起こした人気韓流ドラマ「梨泰院(イテウォン)クラス」の日本版リメークで、東京・六本木を舞台に絶望の淵に立たされた青年が復讐(ふくしゅう)を誓い、金と権力を振りかざす巨大企業に立ち向かう姿を描く。竹内は主人公で、六本木の居酒屋「二代目みやべ」の店長で、父子家庭で育った宮部新(みやべ・あらた)を演じる。竹内のほか、ヒロインの新木優子、敵役の香川照之のほか、平手友梨奈、早乙女太一、矢本悠馬らが出演する。

 ▽梨泰院クラス 2020年1月から韓国のケーブルテレビ局「JTBC」で放送され、最終回の視聴率は16.5%。その後3月28日から「Netflix」でも配信が始まり、2年たった今なお「トップ10」に君臨。社会問題など取り扱った重厚なストーリーや“韓国版・半沢直樹”とも言われる痛快な復讐劇が特徴

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