大島康徳さんの妻　自身に寄せられた“悪意しかないコメント”公開「スルーして許してしまうのは良くない」

元プロ野球選手の大島康徳氏
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　昨年6月30日に大腸がんのため70歳で亡くなった元日本ハム監督の大島康徳さんの妻・奈保美さんが3日までに自身のブログを更新。SNSに寄せられた自身への“悪意しかないコメント”を公開し、思いをつづった。

　奈保美さんは1日午後、「皆様にお見せします」とし、「冷静に考えてみましたが　やはりどう考えてもこのような書き込みが許されるものとは思えず」と投稿。「皆様に知っていただき　このような悪意しかないコメントがなくなることを祈り　法律を含め、社会が　より良い方向に動いてくれることを祈り　お名前は伏せた上で公開させて頂きます」と自身に寄せられた悪意あるコメントを掲載した。

　「追伸」として「証拠は全てスクリーンショットで残しています。主人のブログの物も含めたくさん溜まっています」と記した。

　その後、「ちゃんと伝えていきたい」とし、「悪意でしかない　人を傷つけることが　目的の書き込み　公開して良かったと、思っています」とコメントの公開に後悔はないとキッパリ。

　「私は芸能活動をしている人間ではありませんが」と前置きしたうえで「芸能人なんだから　有名人なのだから　SNSとはそういうもの　なのだから　そんなことは覚悟しろ　スルーすればいい　嫌なら発信をやめればいい　少し前までは　そんな言い方を　されていましたね」と奈保美さん。「でも、それは出来る人と出来ない人がいます。命を経ってしまうほど　傷つく人だっているのです」（原文ママ）と打って、「スルーしてそういう言動を許してしまうのは良くない、と　本当に良くない、と思うのです」とつづった。

　寄せられたフォロワーからの激励の声には「皆様からのコメントに救われました。ありがとうございました」と感謝。「たくさんいらっしゃるのは分かっていましたが…やっぱり辛かったのです　怖い思いも　何度もしてきました」とし、「そんな私の心を受け止めていただきまして　本当にありがとうございました」と記した。

　さらに「私…皆様からいただいたコメントを拝読しながら思ったことがあります」とも。「間違った認識や思い込みについては経験した当事者にしか分からない事実や現実を通して、ちゃんと伝えていこう、と　それをしたところで通じない人には通じないでしょう、きっと…でも、ちゃんと伝えていきたい！そう思っています」と締めくくった。