「ちむどんどん」賢秀、今度は給料前借り 養豚場も去る→ついにビッグビジネス開始?

[ 2022年6月3日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第40話。再び放浪の旅に出た賢秀(竜星涼)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は3日、第40話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第40話は、和彦(宮沢氷魚)が世界的なイタリア人シェフ、アレッサンドロ・タルデッリ(パンツェッタ・ジローラモ)の追加インタビューに臨む。前回、タルデッリが語らなかった“とある秘密”を突き止める…という展開。

 東洋新聞きっての人気企画「我が生涯最後の晩餐」。タルデッリが最後に食べたいのは「ピッツァ・マルゲリータ」。その“秘密”は1960年代の投書記事「思い出のピザ・マルゲリータ」にあった。

 昭和18年、イタリアの軍艦が同盟国・日本の神戸港に寄港。抑留され、そのまま日本に留まった乗組員の1人がタルデッリだった。1968年5月14日の投書記事。投稿したのは、タルデッリの恋人だった歌川光子さん。結婚は叶わなかったが、タルデッリと一緒に暮らした思い出をつづっていた。

 デスクの田良島(山中崇)が大幅に修正し、和彦の記事は完成。「私はあの2人で分け合った一片のピザ・マルゲリータの味を超えたくて、今も料理を作っているのかもしれません」――。暢子(黒島)はボーヤさん(雑用係のアルバイト)として成長。イタリア料理店「アッラ・フォンターナ」への復帰が決まった。

 千葉・猪野養豚場。猪野寛大(中原丈雄)と猪野清恵(佐津川愛美)は怪訝そうに賢秀(竜星涼)の置き手紙を読む。「前借りした給料は、次のビジネスで必ず…」「(部にして返します!の漢字間違い)倍、じゃない?」。一攫千金のビッグビジネスを夢見る賢秀は、再び放浪の旅に出た。

 次週予告。第9週は「てびち!てびち!てびち!!」(6月6~10日)。暢子はおでん屋を任されるようだ。賢秀は怪しげな「紅茶豆腐」を路上販売。「博夫さんと離婚します」(良子)。来週も激動の展開となりそうだ。

 為替レートの投資話に騙された挙げ句に名護の「SUNSET BURGER」店内を破壊、東京・安里ジムから借金、横浜・鶴見で再会した暢子のお金を拝借、良子と婚約した金吾(渡辺大知)の父・銀蔵(不破万作)に“手切れ金”を要求した賢秀。さらなるトラブルが心配される。

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