花咲ひより 2作目の写真集 アイドルとの両立は「自分の武器がほしかった」

[ 2022年4月20日 08:00 ]

写真集「Metamorphose 2.0」を手に大人びた表情を見せる花咲ひより
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 【牧 元一の孤人焦点】グラビアモデルとして人気の花咲ひより(20)が2作目の写真集「Metamorphose 2.0」(光文社)を発売した。現在、アイドルとしても、「ワッツ◎さーくる」と「ネコプラ pixx.」の両グループで活動中。グラビアの世界とアイドルの世界を両立させる胸の内を聞いた。

 ──今作は、昨年ヒットした写真集「Metamorphose」の続編で、前作より進化した部分は?
 「前作は10代のラストに撮って、元気な感じ、はっちゃけた感じだったけれど、今作は20歳になって撮ったので、大人っぽい感じになりました」

 ──やはり20歳になると変わる?
 「適応能力が高くなったと思います。19歳の時は、カメラマンさんから何か注文されると、ああ、どうしよう…と焦ることが多かったけれど、今は、どんなことにでも対応できる感じです」

 ──この写真集の中で、カメラマンの高いハードルに対応できたと思うカットは?
 「ホテルのベッドに寝転んでいるカットですかね。露出することで表現するんじゃなくて表情や雰囲気で表現しました。ちょっと湿っている感じというか…。これまでになかった大人っぽさを出せたと思います」

 ──アイドルの世界とグラビアモデルの世界は違う?
 「ファンの方々に見ていただいて喜んでいただくという部分では同じだと思います。ただ、グラビアでは、アイドルとして見せてはいけない部分を見せているのかな…とは思います。写真によっては、アイドルの清楚さ、清純さからかけ離れてしまうこともあります。表情もアイドルのステージでは見せないものが多いです」

 ──アイドルとして好きになったファンは驚いてしまう?
 「最初の頃は『あれ、ひよりちゃん、露出が多くない!?』というざわつきがちらほらありました。『アイドルとしてのひよりちゃんを守り続けてほしかった』という方もいらっしゃいました」

 ──その時の本人の対応は?
 「ツイッターに『どんな私でも受け止めてほしい』と書きました。自分のいろいろな面を見せられるのは良いチャンスで、せっかくそのチャンスをつかんだのだから、ファンの方々には受け止めてもらいたいと思ったんです」

 ──グラビアは良いチャンスだった?
 「ずっと自分の武器がほしかったんです。アイドルとして、ダンスが得意なわけじゃないし、歌が凄くうまいわけでもありません。自分を見つけてもらう機会がほしかったので、覚悟を決めてグラビアを始めました」

 ──自信があった?
 「グラビアを始めたのは17歳くらいだったんです。グラビアは大人の世界だと思っていたので、大丈夫かな…と不安でした。体にも自信はなかったです。胸が大きいのがコンプレックスだったので、アイドルの衣装も胸を隠すようなものや体形を隠すようなものを着ていたんです」

 ──それが2作目の写真集を出すまでに成長した。
 「ファンの方々が私を信じてついて来てくれるようになりました。今では『胸が大きいね』と言われると、素直に『ありがとう!』と言えます」

 ──今後、アイドル活動は?
 「今は二つのグループを兼任していて、どちらも大事なので、辞める時ではないと思っています。ただ、頭の片隅では、自分がいちばんきれいな時に終わりたい、二つのグループが安定した時には若い子たちにバトンタッチしたいとは考えています」

 ──グラビアの方は?
 「ファンの方々に喜んでいただきたいという気持ちはあるけれど、いつまで続けるのかは悩みどころですね。たぶん、続けていくうちに、今が引き際だと感じる時が来るんじゃないでしょうか」

 ◇花咲 ひより(はなさき・ひより) 2001年11月2日生まれの20歳。当初はアイドル志望ではなかったが、所属事務所の勧めでアイドル活動を開始。その後、漫画誌、週刊誌のグラビアに進出して「1000年に一度の童顔巨乳」との異名がつくほどの人気に。身長152センチ、上から92(Gカップ)・62・85センチ。5月3日午後1時から東京・神保町の書泉グランデでイベントを開催する予定。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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