渡辺名人 封じ手以降3歩を突き捨て戦線拡大 斎藤八段との名人戦第2局2日目は昼食休憩へ

[ 2022年4月20日 12:50 ]

渡辺明名人
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 渡辺明名人(37)=棋王との2冠=が斎藤慎太郎八段(28)の挑戦を受ける第80期名人戦第2局は20日午前9時、金沢市の金沢犀川温泉「川端の湯宿 滝亭」で2日目が始まり、後手渡辺が1日目に封じた54手目は9筋の端歩を突く戦線拡大の一着だった。

 さらに7筋、8筋と突き捨て、さらに飛車を王手で走ると、斎藤は王を3段目に上がって耐えた。渡辺飛車と斎藤王が隣接する、緊迫感満点の局面で正午の昼食休憩に入った。渡辺王は金銀4枚の堅陣に収まっているのに対し、斎藤陣は金銀4枚が左右に散らばり、まとめにくい印象。消費時間は持ち時間9時間のうち、渡辺が4時間31分に対して斎藤が6時間23分を使い、2時間近い差が生じている。

 昼食メニューは渡辺が能登豚フェレカツ重、斎藤は温かい能登牛肉蕎麦で午後の対局は1時再開。

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2022年4月20日のニュース