NHK「生活笑百科」最終回に上沼恵美子がメッセージ「番組で育てていただいた」まさかのクレームも明かす

[ 2022年4月9日 14:04 ]

上沼恵美子
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 37年間放送されたNHK「バラエティー生活笑百科」(土曜後0・15)の最終回が9日、放送され、13年までレギュラー相談員を務めたタレント・上沼恵美子(66)がビデオメッセ―ジを寄せた。

 昨年8月に他界した笑福亭仁鶴さんの「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせ~」のフレーズでお茶の間に広く親しまれた同番組。通算1792回目となった最終回はNHK大阪ホールで収録された。相談では、番組初登場の「天才ピアニスト」が「上沼さん」にまつわる漫才を披露。相談が終わると、上沼からのメッセージが流された。

 上沼は「南光さん、37年、笑百科、凄いことですね」と現司会の桂南光に語りかけると、「この番組で私は育てていただいたようなもんなんですよ。30年近くやらせていただきました」と感謝の思いを口にした。

 番組出演当初は「28歳でした」とし、仁鶴さんからは「浪速のヤング主婦代表、上沼恵美子さんです、よろしくお願いします」などと紹介され、40歳を過ぎても同じように紹介されていたという。だが「視聴者の皆さんから『どこがヤングやねん』って言うのでクレームが来たっていうので、そこでキャッチフレーズが変わったというのを思い出します」と笑わせた。

 「でも本当にこの番組は、全国津々浦々行っておりましたからね。調子に乗って、この番組のおかげで北海道から九州まで、文化講演会、いうても中身は漫談なんですけど、私一人で行きましたら、市民会館どこも超満員」と当時の様子を振り返った。「もの凄い人気もんやなという気持ちにさせていただいたのもこの番組なんですよ。凄いなと思いました。それから私、どんどんどんどん快進撃を始めたわけでございますよ。原点はこの笑百科からでございます。本当にありがとうございました」と再び感謝した。

 「仁鶴師匠は天国に上がられましたが、私はもうちょっとこちらで」とも話し、相談員として出演していた辻本茂雄には「辻本さんも頑張って。私も人生の相談員としてもうちょっとだけ頑張ろかなと思っております」と話しかけた。最後は「有終の美を飾られましたね。おめでとうございました」と締めくくった。

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2022年4月9日のニュース