ピンク・フロイド 28年ぶり新曲、ウクライナ支援へ売り上げ寄付

[ 2022年4月9日 05:30 ]

ピンク・フロイドのデビッド・ギルモア(AP)
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 英国の伝説的ロックバンドのピンク・フロイドが8日、ウクライナ支援のために1994年以来28年ぶりに新曲「ヘイ・ヘイ・ライズ・アップ」を発表した。ウクライナ人歌手フリブニュクが動画で参加。売り上げはウクライナの人道支援に寄付する。ボーカルでギターのデビッド・ギルモア(76)は義理の娘と孫がウクライナ人。ロシアによるウクライナ侵攻に「激しい怒りと失望を感じている」と表明した。

 フリブニュクが首都キーウ(キエフ)にある聖ソフィア大聖堂の前で反戦歌「ああ、草原の赤きガマズミよ」を歌うインスタグラムの映像に合わせて、ピンク・フロイドが演奏。同曲は第1次世界大戦中に書かれたウクライナの反戦ソングで、ロシアの侵攻以降、世界各地で歌われている。タイトル「ヘイ・ヘイ・ライズ・アップ」は歌詞からとった。

 英ニュースサイトのインディペンデントによると、フリブニュクはロシアの侵攻により米国でのツアーを中断して帰国し領土防衛隊に参加。迫撃砲の攻撃を受け病院で治療を受けているという。

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2022年4月9日のニュース