水崎綾女 10年ぶりの写真集 「抜け感セクシー」

[ 2022年4月9日 08:00 ]

写真集「Ayame」を頭に乗せる水崎綾女
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 【牧 元一の孤人焦点】女優の水崎綾女(32)が10年ぶりの写真集「Ayame」(光文社)を発売した。テーマは、ナチュラルなセクシーさ。大人の女性として撮影に臨んだ胸の内を聞いた。

 ──10年ぶりに撮影現場に入っていかがでしたか?
 「10代の頃、『ザ・セクシー』みたいなものを求められて、自分自身とのギャップに悩んだ時期があったんです。だから、この写真集は、できるだけナチュラルに、32歳の私を詰め込みたいと思いました。肩ひじを張らなくても、32歳はセクシーな年ごろですし(笑)」

 ──10代の頃、どんなことに悩んでいたのですか?
 「女ヒョウっぽいセクシーさですね(笑)。自分には女ヒョウっぽいところが一切ないのに、凄く女ヒョウっぽく見られて『男をたぶらかしている』みたいな…。私は、たぶらかしたことなんてないよ!と思って、ギャップを感じていました」

 ──水崎さんにとって、セクシーさとはどんなものなのでしょう?
 「内面から出るものがセクシーだと思います。その人のしぐさだとか言葉の選び方だとか…。肌を露出することがセクシーなわけじゃない。ちゃんと服を着ているのにセクシーだと思われる方がうれしい」

 ──水崎さんの本来のセクシーさがこの写真集には出ていますか?
 「かもしれないです。でも、ちょいちょい出てきちゃうんですよ。昔のクセで、女ヒョウ感が…(笑)。キリッとした衣装を着ると、やるしかない!と思っちゃう。それでも、以前が100%だったとしたら、この写真集は30%くらいに抑えました。70%くらいはナチュラルな感じ、プライベートな感じです。ここ数年で、良い意味で力を抜けるようになったので、『抜け感セクシー』みたいなものを作れたと思います」

 ──この10年で力を入れてきた女優業が生きた部分はありますか?
 「グラビアの仕事が女優業に生きることもあるし、女優の仕事がグラビアに生きることもあります。グラビアをやっていたからこそ、女優業をやった時、大勢の中でも輝くことができます。グラビアはワンポーズ、ワンポーズで発光しなくちゃいけない。その瞬発力が女優の仕事に生きるんです。グラビアに女優業が反映するのは、なじませ方ですね。作品を良くするためには、自分が目立つのではなく、自分をそいでいかなくちゃいけない。この写真集で、そのプラス・マイナスがちょうどよい感じでできたと思います」

 ──今後も写真集を出すのですか?
 「本当は毎年、出したいです(笑)。でも、自分がやりたい仕事より、みなさんから求められる仕事をしたい。ファンの声、世間の声を聞いて『もっとグラビアを見たい』と言ってくださるようなら、また写真集の仕事が来ると思います」

 ──10日午後3時から東京・ブックファースト新宿店で、この写真集のイベントがあるので、そこで久しぶりにファンの声を聞けますね?
 「10年ぶりのことなので、来てくれるのかなあ…という不安はあります。来てくれた方々には『ずっと待っていてくれてありがとう』と伝えたいです」

 ──これからどんな人生を送っていきたいですか?
 「とにかく毎日楽しく過ごしたい。自分の人生がハッピーになるような選択をしていきたいと思います。みんながそうであれば、世の中がもっとハッピーになるんじゃないでしょうか」

 ──今、仕事以外で楽しいことは何ですか?
 「ワンコ(飼い犬)がかわいすぎる!恋愛もバリバリしたいんですけど、今はワンコがかわいすぎで困ります。数時間会っていないだけなのに、10年ぶりに会ったような感じで尻尾を振るんですよ。男性も、そういう感じの人がいいです」

 ──なかなか難しいかもしれません。
 「日本の男性は恥ずかしがり屋が多いですからね。『私のこと好き?』と聞いても『別に』とか言ったりする。それはやめた方がいいです。ちゃんと『好きだよ』と言う人が増えるといいな」

 ──再婚したいと思うことはありますか?
 「結婚したいわけでも、二度と結婚したくないわけでもないですね。子供はほしいけれど、籍を入れずに支え合っていくようなパートナー制でもいいです。結婚に関しては、20代で経験していて良かったと思います」

 ──10年後はどうなっていると思いますか?
 「なんか同じようなことを言ってそう…。でも、占いでは、36歳で結婚すると言われているんですよ(笑)」

 ◇水崎 綾女(みさき・あやめ) 1989年4月26日生まれ、兵庫県出身の32歳。2004年、第29回ホリプロタレントスカウトキャラバンでベストグラビア賞を受賞し、芸能界デビュー。13年公開の映画「ユダ-Judas-」に主演。17年、ヒロインを務めた映画「光」が第70回カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞。今年4月放送のWOWOWオリジナルドラマ「今どきの若いモンは」に出演するなど女優として活躍中。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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