フジ解説委員・風間晋氏 国連人権理からロシア追放に「非難決議よりも厳しい投票態度の国が増えている」

[ 2022年4月8日 09:57 ]

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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が8日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。国連総会(193カ国)が7日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡る緊急特別会合を再開し、国連人権理事会におけるロシアのメンバー資格を停止する決議案を採択したことに言及した。

 賛成は日米英など93、反対はロシアや中国、北朝鮮など24、棄権はインドなど58。安全保障理事会常任理事国の人権理メンバー資格停止は初めて。決議はロシアによる組織的な人権侵害や国際人道法違反が報告されていることに「重大な懸念」を表明。民間人殺害が次々と明らかになる中、人権理からのロシア追放が決まった。

 風間氏は「ロシアが投票の前に棄権も含めて非友好的な意思表示とみなすという警告を出しているんですね。つまり反対に投票しない限りお前らは敵だという趣旨の脅しをかけたわけですよ」と言い、「にもかかわず棄権が58出たというところに私は注目していて、賛成と危険を足すと151カ国なんですね。つまり非難決議よりもロシアに対して厳しい投票態度を示した国が増えているわけですよ。非難するよりも締め出すことの方がハードルはずっと高いんです。にもかかわらず増えているってところは注目すべきなのかなって思いますね」と自身の見解を述べた。

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2022年4月8日のニュース