橋下徹氏 ウクライナからの避難に「国を捨てることでも何でもない。まずは一時避難なんだってことを」

[ 2022年3月7日 10:18 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が7日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が6日に、ロシアの侵攻でウクライナから150万人以上が周辺国に避難したと発表したことに言及した。

 UNHCRは第2次大戦後の欧州で最速の増加だと指摘し「難民危機」だと訴えた。ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナの軍事インフラ破壊は「事実上完了した」と述べた。軍事作戦は予定通りだという。7日でロシアの侵攻開始から11日が経過し、民間人の死傷者は増え続けている。

 MCの谷原章介に「徐々に徐々にですが避難が進んでますね、橋下さん」と聞かれ、橋下氏は「そうですね、出来る限り避難して頂きたいと思います。ただウクライナ国内で戦っている兵士の皆さん、戦闘員には本当に敬意を表します。ただ、こと戦争が始まれば戦う一択だけではなくて出来る限りの国民を避難させるという意識も持った上で、なんとか戦闘員の皆さん、頑張ってもらいたいです」と言い、「本当に戦う一択ってことになると、住民避難がおろそかになってしまって現実、今、包囲されている都市がだんだん増えてきてるんですね。そうならないようにまず逃げる。逃げることは恥ずかしいことでも何でもない。国を捨てることでも何でもない。まずは一時避難なんだってことを進められるような、そういう戦争指導をやっていただきたいなと思います。もう戦地では戦うしかないってことになると、逃げるのはよくないっていう雰囲気になる。これはもう最悪なので、逃げる選択もぜひこれは戦争指導、やっていただきたいですね」と自身の考えを述べた。

 これに対し、谷原は「たしかに今、皆さん頑張って戦っています。ですが、玉砕はよくない。どこかで分岐点が来るのかも知れません」と話した。

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2022年3月7日のニュース