藤井貴彦アナ ウクライナ人道回廊設置で両国へ切実願い「民間人の命を守る回廊だけは守って」

[ 2022年3月7日 17:18 ]

日本テレビの藤井貴彦アナウンサー
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 日本テレビの藤井貴彦アナウンサー(50)が7日、キャスターを務める同局系「news every.」(月~金曜後3・50)に生出演し、ロシアが実施を表明したウクライナの人道回廊に切実な思いを口にした。

 人道回廊とは戦闘地域の民間人を安全に避難させるルートで、ロシア国防省はこの日、回廊の設置を発表した。開始は日本時間の7日午後4時からと伝えられている。両国の停戦協議の中で設置は合意に達していたものの、ロシア軍の停戦違反を理由に、2日連続で実施延期となっていた。

 ウクライナの中立化、非武装化を強く求めるロシアと、即時停戦とロシア軍撤退を要求するウクライナとの間で、停戦への話し合いは平行線をたどっている。戦闘だけでなく、メディアやSNSなどを使ったお互いの情報戦も激化している。

 そんな現状に、藤井アナは「どちらの主張のどちらかが間違っているのか、どちらの主張も合ってるのか、どちらの主張も間違っているのか、分かりませんけれども、民間人の命を守る人道回廊だけは守ってもらいたいと思います」と祈るように訴えた。

 番組では、停戦のカギを握ると言われる中国の立ち位置についても特集。藤井アナは「いろんな国の立場というのは交錯しているところですけど、本当に絞ったところで言うと、民間人の命をこれ以上落とさない、守っていく、人道回廊をまず開通させるということが最優先じゃないかと考えます」とも話した。

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2022年3月7日のニュース