橋下徹氏 ロシアの核関連施設への攻撃に「西側とロシアが譲歩しながら政治的な妥結して収めるしか」

[ 2022年3月7日 08:40 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が7日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ウクライナ治安当局が核物質を扱う東部ハリコフの物理技術研究所の敷地に6日、ロシア軍がロケット弾を撃ち込んだと発表したことに言及した。

 ハリコフ物理技術研究所は、同研究所のウェブサイトによるとウクライナ最大の物理研究施設の一つ。ソ連時代の1928年に開設され、ソ連の核物理研究をリードする存在だった。日本の旧ソ連非核化協力技術事務局によると、ソ連時代に製造された核物質が搬入、保管されており、日本政府はテロを防ぐための外周防護システム強化などの支援を行った。

 MCの谷原章介が、ロシア軍がウクライナの原子力発電所も攻撃していることを踏まえ「プレッシャーをかけるという意味では、とても効果があるのかなと思うんですが、同時にもし本当に原発がメルトダウンなりを起こしてしまった場合、西側にウクライナはあるわけで、ロシアへの、国民への影響も大きいと思うんですけど」と聞くと、「もう大変な影響というよりも被害は…われわれ東日本大震災の福島の原発事故で経験しているわけですから大変なことになります」と指摘。そして「ただこれロシアっていうのは国連の常任理事国で拒否権を持っているわけじゃないですか。この国が戦争をし始めた時に、もう戦いで倒すことはできないというのは、もう西側は認めているわけです」と言い、「倒すんだったら今、国際社会の経済制裁でってことになるんですけど、中国が西側の方に寄ってきていない以上、この経済制裁がいつ効果が出るのか分からない。そうなれば最後はですね、僕は米国含めて西側諸国とロシアが話し、最後、これはもう譲歩になるのかも分かりませんけれど、お互いに譲歩しながら政治的な妥結して収めるしかないと僕は思います」と自身の考えを述べた。

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2022年3月7日のニュース