「鎌倉殿の13人」弁慶もらい泣き 佳久創も感慨!大泉洋から祝福「ノーサイド・ゲーム」以来の共演実現

[ 2022年3月7日 08:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第9話。源頼朝と源義経の対面を見守り、もらい泣きする弁慶(佳久創)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は6日、第9話「決戦前夜」が放送され、源頼朝と源義経の生き別れた兄弟が対面。義経の従者・弁慶も見守り、もらい泣きした。弁慶役を演じる元ラガーマンの俳優・佳久創(かく・そう、31)は、頼朝役の俳優・大泉洋(48)と2019年7月期のTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」以来、約2年半ぶりの共演を果たした。

 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 佳久は中学3年からラグビーを始め、明大に進学。卓越したスピードを武器に7人制ラグビー日本選抜メンバーに選出されたが、3年時の11年8月、アジアラグビーセブンズシリーズの一つ「上海セブンズ」で左膝前十字じん帯を断裂。社会人のトヨタ自動車でも同じ箇所を負傷したことが致命傷となり、W杯の舞台に立つ夢は叶わなかった。

 引退後、燃え尽き切れない思いを抱え、興味のあった俳優業に挑み、18年にデビュー。ラグビーを題材にした「ノーサイド・ゲーム」で連続ドラマ初レギュラー。トキワ自動車の「アストロズ」から日本モータースの「サイクロンズ」に移籍するスクラムハーフ・里村亮太役を好演した。主人公の「アストロズ」GM・君嶋隼人役を演じたのが大泉だった。

 今回、台詞を交わすシーンにこそならなかったものの、佳久は「大泉さんとまたご一緒できたらと思っていたので、しかも大河ドラマでというのは本当に感慨深かったです」。体重を約25キロ増の115キロにして“屈強な弁慶像”を作り上げ、あいさつに出向いて「ご一緒できて、うれしいです」と再会の喜びを伝えると、大泉も「佳久ちゃん、会いたかったよ。僕もうれしい。(体が)デカくなったね。(大河初出演)良かったね」と祝福。前回共演時の“昔話”に花が咲いた。

 「ノーサイド・ゲーム」初回は大泉が雨の中、何度もタックル練習に挑むシーンも。「まだ(19年の)夏前の撮影だったので、かなり寒かったんです。大泉さんも大変なシーンなのに『寒くない?大丈夫?』と無名の僕たちを心配してくださって。本当に感動しました。大泉さんは収録の合間も常に明るいので、現場の雰囲気も楽しく和やか。演技の部分はもちろんですが、そういう姿勢に憧れますし、自分も見習っていきたいと思いました」と大泉の座長ぶりに感銘を受けたことを明かした。

 無邪気さと残忍さが同居する新しい義経像が話題。“菅田義経”を「御曹司」と支える“佳久弁慶”にも大いに注目したい。

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