高畑淳子 先輩の名女優が語った芝居で一番大切なこと「相手の役者さんがやりたいことを見て自分なりに」

[ 2022年2月6日 11:42 ]

高畑淳子
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 女優の高畑淳子(67)が5日放送のTBS系「人生最高レストラン」(土曜後11・30)に出演。女優・森光子さん(12年死去、享年92)との思い出を語った。

 劇団青年座に属する高畑は、「人生で一番ごちそうになったのが西田敏行さんだとすれば、二番目が森光子さんだと思います」と振り返った。森光子さんはどんな人だったかと聞かれると、「穏やかで、ぴりぴりしている顔はなかったと思います」。怒ったところは「一回も(見たこと)ないです」と話した。

 「森さんに、一回だけ聞いたことがあるんです。何であんな偉そうなこと聞いたんだろう。『森さんって、お芝居を作るうえで何を一番大事だと思ってらっしゃいますか』って聞いたんですよ」とも明かし、回答は「和かしらね」だったとした。「平和の和。お芝居って戦ってもいいんですけど、戦ったからっていい結果になるわけじゃないんですね。相手の役者さんがやりたいことを見て、それを自分なりに変化を。それに応えればお芝居は成立する」と説明した。

 「私、二人しか聞いたことないんです。何大事にしてるって思うっていうのは」とも話し、もう一人は「古田新太っていう」。古田の回答は「流れっすかね」だったとし、「それも金言だと思うんですよ。古田新太もええこと言うなあって。古田さんも森さんのこと大好きで、いっつも見に行って、新橋のガード下なんかで飲んで、『一番踊りが上手だった』とか新太君が言ってるんですよ。思い出しましたね」としみじみと話した。

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2022年2月6日のニュース