「鎌倉殿の13人」北京五輪期間中も休止なし ジャンプ男子個人NH決勝など五輪番組と3度激突

[ 2022年2月6日 10:00 ]

東京・渋谷のNHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は、北京冬季五輪の期間中も休止なく放送。6日に第5話、13日に第6話、20日に第7話がオンエアされる。決勝種目の生中継など五輪番組と3回、同時間帯で激突する。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 6日は第5話。裏番組はTBS「スキージャンプ男子個人ノーマルヒル決勝」(後7・55~9・54)。

 13日は第6話。裏番組はテレビ東京「ショートトラック男子500m準々決勝・準決勝・決勝/女子3000mリレー決勝」(後7・58~21・49)。

 20日は第7話。裏番組はTBS「北京オリンピック総集編」(後7・00~8・54)。

 平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は初回17・3%、第2話14・7%、第3話16・2%、第4話15・4%と堅調に推移。「スポーツはリアルタイム、ドラマは録画」の傾向があるため、どこまで健闘するか、注目される。

 期間平均16・6%とヒットした「真田丸」も、第42話「味方」(10月23日)がプロ野球・日本シリーズ第2戦「広島×日本ハム」(フジテレビ、13・8%)と重なり、番組最低の13・0%。

 19年の大河「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」は、第39話「懐かしの満州」(10月13日)がラグビーW杯「日本×スコットランド」(日本テレビ、39・2%)と重なり、大河ワースト記録となる3・7%に沈んだ。

 「鎌倉殿の13人」初回に関しては、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」による視聴UB数(ユニークブラウザ数=ウェブサイトを訪問した重複のないユーザー数)が23万。2020年4月のサービス開始以来、全ドラマのうち最多視聴数を記録(放送当日から見逃し7日間)。有料配信サービス「NHKオンデマンド」も08年12月のサービス開始以来、全ドラマ中、最多視聴数となった(配信2週間以内の比較)。

 初回の「視聴人数」(全国32地区で番組を1分以上の視聴した人数の推計値)は午後6時からのBSプレミアム組が21%を占める計算に。初回のタイムシフト視聴率(録画機器などにより放送後7日以内、168時間以内に視聴)は9・9%と16年の調査開始以来、大河ドラマ初回最高。本放送(総合テレビ)のリアルタイム視聴率だけで計り切れない“視聴スタイルの多様化”が進んでいる。

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