小日向文世 長男・星一、次男・春平も俳優 家で演技指導「芝居が気になってさ。ちょっとこれダメだって」

[ 2022年2月6日 14:11 ]

小日向文世
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 俳優の小日向文世(68)が6日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。息子で俳優の小日向星一(26)、小日向春平(23)について語った。

 2人の息子が俳優という話を振られた小日向は「俳優って言うか、俳優目指してるっていう感じでしょ」と説明。親子で演技の話をするのかと聞かれると、「するよ。するする。つい2、3日前も息子が、長男は今もう普通に舞台やってんだけど、次男坊が留年して今大学5年生になるの。サークルで最後の芝居やってんだけど、面白いシーンがどうこうとかいって、たまたま動画で撮ってるのを『見してよ』って言って見てたの」と語り出した。

 「面白いところがあって、もうちょっとだからって見てる間に、息子の芝居が気になってさ。『ちょっとこれダメだ』って言ってさ」と苦笑。「いやー、実がないっていうかさ。『デフォルメしても何してもいいけど、ちゃんとここ振んないとダメだぞ』ってそういう話を結構2人でしつこくしましたね」と振り返った。

 共演した俳優の松重豊が「息子さんにとってすごくいいアドバイスもらえるんじゃないですか。小日さん普段そんなこと言わないじゃないですか。若い俳優に。『お前実がないな』って聞いたことないですもん」と驚くと、小日向は「分かんないけど。だって、現場で実のない俳優なんていないじゃないですか。本当に学生演劇やってるのが、エーッとかやってるからさ、『ダメだよ、これじゃ』っていう単純に。『なんかただしゃべってるだけじゃん』って」と照れた。

 「まあでも、息子たちがこれからどうなるのかそこまで俺責任取れないからね」と小日向。「ただ自分も食えなかったから。それでも面白いなと思って無我夢中で20年近く劇団にいてやったっていうのが、そういう場所があったことが凄いぜいたくな時間だったなと思うし。むしろ子どもたちは一つの劇団っていうのがなくてフリー状態だから大変だなと思う。ちゃんと指導してくれる人たちをみつけていかなきゃいけないもんね」としみじみと話した。

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2022年2月6日のニュース