「鎌倉殿の13人」逆輸入初大河の米本学仁 ハリウッドデビューは「なかやまきんに君との縁」キアヌ金言も
「鎌倉殿の13人」米本学仁インタビュー(下)
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米ハリウッドからの“逆輸入俳優”米本学仁(たかと=42)がNHK「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演。身長1メートル80&体重180キロの体躯を生かして恰幅の良い武士・工藤茂光(もちみつ)役を好演、存在感を示している。演技経験もないまま、忠臣蔵をモチーフとした2013年公開の米映画「47RONIN」でハリウッドデビューを果たした米本に異色の経歴について聞いた。そこには、お笑い芸人・なかやまきんに君(43)との縁があった。
<※以下、ネタバレ有>
ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。
米本は06年、非人道的な国際ニュースに触れ、他人事にしない難しさを痛感。小学生の頃から好きだった映画から、見知らぬ誰かを思うことやイマジネーションの大切なを学んだため、翌07年、映画プロデューサーを志して渡米した。
ロサンゼルスで奮闘中だった11年、“筋肉留学”中だったきんに君の“卒業コメディーショー”に裏方として参加。きんに君が日本に帰国する前、ロスの日系フードコートにあるラーメン店に連れていってもらった時、「突然、知らないおじさんから『君、演技に興味はない?』と英語で声を掛けられて。僕はプロデューサーを目指しているから、そういうお話があるなら、日本で有名なコメディアンの彼(きんに君)の方に、と勧めたんですが、その人も恰幅の良い日本人を探していて、僕が連絡先を交換。その後、『47RONIN』のオーディションを受けることになるので、そのタイミングでなければ、歯車がかみ合うことはなかったんじゃないですかね。なかやまさんから頂いたご縁だと思っています」
当時、“5万回斬られた男”の異名を持つ俳優・福本清三さんの初主演映画「太秦ライムライト」(14年公開)などで知られる落合賢監督のアシスタント。落合監督が日本で撮影する作品に参加する可能性もあったが、タイミングが合い、オーディションに参加して合格。「その時、製作側に入っていれば、その道が伸びていたはず。役者になることはなかったと思います」と述懐した。
主演のキアヌ・リーブスが四十七士に加わる“はぐれ者”カイ役を演じた「47RONIN」。米本は赤穂の侍・芭蕉役。オーディションから数週間後にはハンガリーへ飛び、11年3月にクランクインした。
「ハリウッド映画なので、台詞は英語ですが、英語が母国語じゃないキャストも大勢もいて。それで、僕たち日本人キャストが(台詞のない)リアクション部分を演じる時は、相手役が日本語で台詞を言った方が、僕たちのオーガニックな反応が出るんじゃないかと。わざわざ台詞を日本語にして撮影をしたりもしました。キアヌまで日本語を練習してくれて。彼と親しい役だったので、僕が日本語を教えたりもしました」
ある時、キアヌと雨宿りをした時、テレンス・マリック監督の映画「ツリー・オブ・ライフ」(11年公開)の話題になった。賛否があり「僕は好きな作品だったと言うと、キアヌが言ったのは『キリスト教がテーマだから、難しいところはある。でもね、タカト、ここに絵があるとする。建物が3棟あって、それぞれ高さと色が違う。出来上がった絵に対して、人はこっちは高くあるべき、低くあるべき、こっちの色はこうあるべきと言う。でも、それはもう出来上がった絵なんだよ』。その言葉が今も、じんわりと心に残っています。彼こそ、出来上がった作品や起こった出来事に対して『こうあってほしかった』と人一倍思ったはずなんですよね。それでも、そのまましっかり受け止める。彼の人生観が表れていた気がします。当時は演技のことなど何も分からず飛び込んで、ただただ一生懸命に取り組みました。今の自分がキアヌと共演できたら、どうなるのか。いつかまた同じ現場に入れることを、楽しみにしています」
「47RONIN」の後、米国を拠点に数多くの映画・ドラマ・CMなどで活躍。園子温監督のハリウッドデビュー作「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」(21年8月公開)でニコラス・ケイジと共演した。19年、フジテレビ「コンフィデンスマンJP 運勢編」、Netflix「全裸監督」「愛なき森で叫べ」と日本作品にも出演し始め、20年夏に行われた映画「総理の夫」(21年9月公開)の撮影を機に、日本に拠点を移し、今回、大河デビューが舞い込んだ。ユニバーサルなど米大手スタジオ制作のドラマにも出演したが「なかなか日本に伝わらないこともありました。全国津々浦々、老若男女に届く大河ドラマは、その対極。是非チャンスがあればと思っていたので、本当にうれしかったです」と喜んだ。
祖父母を早くに亡くしたこともあり、今後については「演技とは直接的には関係ないんですが、コロナ禍が終息したら、全国のおじいちゃん、おばあちゃんに会いに行って、自分が生きていなかった時代の話を聞く機会があればいいなと思っています。ライフワークにしたいぐらいです。いつまでもそこにいてくれると思っていた人たちが突然いなくなってしまうことがあるのは、震災やコロナ、色々なことで身に染みてきました。だから『今、聞きに行かなきゃ』という感覚が強くて。自分も悠長に構えているんじゃなく、やりたいと思ったら飛び込んでいかなきゃ、と思うようになりました。それが日本に戻ってガッツリやってみようという挑戦につながりましたし、これからの生き方にもつながると思います」。俳優業にとどまらない活躍が期待される。
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