三遊亭円楽 「公開処刑だよ」厳しかった先代円楽さん それでも「うちの師匠の大きさですよ」

[ 2022年1月8日 12:47 ]

三遊亭円楽
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 落語家の三遊亭円楽(71)が8日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に出演。師匠である五代目三遊亭円楽さん(2009年死去、享年76)について語った。

 パーソナリティーの「ナイツ」塙宣之から、「先代の円楽師匠なんかも結構小言というか、厳しい…」と振られると、円楽は「小言なんてもんじゃなかった。だって、(自分が)楽太郎時代でしょ。うちの師匠戻ってきて、(笑点の)司会になって。『楽太郎はダメ、笑点また来週』って言うんだもん」「凄いよ、公開処刑だよ」と振り返った。塙が「子どもながらに思ってましたもん。結構厳しいなって」と語ると、円楽は「かわいそうだったでしょ。あんなひどく言わなくたっていいのに」と続けた。

 あまりの厳しさに、当時の番組プロデューサーが五代目円楽さんに「皆板にのぼりゃあ一緒なんだから、“楽太郎”なんて言わないで」と助言。以降は「楽さん」と呼ばれるようになったというが、「そのあと好楽さんが入ってきたら、『好楽はダメ』って」と笑わせた。

 塙が「弟子に対しては(厳しい)」と話すと、円楽は「それはね、何でかって言うとね、少しでも良くなって欲しい、うちの師匠の大きさですよ。あそこで言うことはないと思うけど、やっぱり我慢できない。そういうところはうちの師匠はっきりしてたからね。うちの師匠はそういうところは大きかったよ」と説明した。

 「ナイツ」土屋伸之が「それで視聴者の皆さんもじゃあ楽太郎さんを応援しようっていう風になったかもしれないですしね」とフォローすると、円楽は「それで俺も、応えたしね。一生懸命。じゃあこうしようこうしようって。ユーモア、ウイット、ジョーク、ナンセンス、どれでいくか、とかね。そしたら歌丸師匠が『困ったら俺をネタにしろよ』って言うんで、それで三角関係ができて。うちの師匠を二人で攻撃したり」。その中でのやり取りから「俺、腹黒にされちゃった。うちのお師匠さんと歌丸師匠が俺を腹黒にしたんだよ」と笑った。 

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2022年1月8日のニュース