渡辺王将VS藤井竜王激突の王将戦第1局、9日静岡県掛川市で開幕 「掛川城二の丸茶室」で前日検分

[ 2022年1月8日 16:20 ]

<王将戦第1局前日>対局者検分に臨む藤井竜王(左)と渡辺王将(撮影・会津 智海)
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 渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が挑戦する第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)の第1局が静岡県掛川市で9日から始まるのを前にした8日、対局場検分が行われた。

 7番勝負開催が今年で13回目となる対局場の「掛川城二の丸茶室」。検分では上座に渡辺王将、下座に藤井竜王が着き、盤駒や室温、部屋の明るさなどをチェックした。冷え込む夜戦にそなえ、立会人の森内俊之九段、静岡出身の副立会の神谷広志八段のアドバイスで、暖房器具の操作方法などを入念にチェックしていた。

 渡辺王将にとって掛川市は、過去6回の対局で全勝を飾った言わば“ホーム”。勝手知ったる遠州・掛川の地で藤井竜王を圧倒し、幸先の良いスタートを切りたいところだ。

 一方、過去に6回タイトル戦を経験している藤井竜王だが、冬季の番勝負は初めて。厳冬期の7番勝負だけに、「王将戦に合わせて着物と羽織袴一式を新しく揃えました」。冬仕様のニュー和服はいつ着用されるかにも注目したい。

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2022年1月8日のニュース