漫画家・矢口高雄さん死去、81歳 代表作に「釣りキチ三平」

[ 2020年11月25日 13:18 ]

矢口高雄さん
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 漫画家の矢口高雄(やぐち・たかお、本名・高橋高雄=たかはし・たかお)さんが、膵臓がんのため20日に亡くなっていたことが25日、分かった。81歳。秋田県出身。矢口さんのツイッターで、次女・かおるさんが発表した。葬儀は近親者で行った。

 投稿では「矢口の次女 かおるです」としたうえで、「父・矢口高雄は11/20に家族が見守るなか、眠るように息を引き取りました」と報告。「今年5月に膵臓がんが見つかり、約半年病気と闘っていました。すごく辛くて苦しかったはずだけど、涙も見せず頑張りました」と振り返り、「最後まで格好良い自慢の父でした。パパ、ありがとう。そして、お疲れ様」と記した。

 また、高雄さんとかおるさんのツーショットとともに、「代表取締役の逝去に関するお知らせ」のタイトルで文書も公開。「後日、故人を偲ぶ会を予定しておりますが、時節柄、開催の時期をお示しできませんことをお許しください」と伝えた。

 矢口さんは1969年にアマチュア作家として本名でデビュー。代表作の「釣りキチ三平」は73年から「週刊少年マガジン」(講談社)で連載をスタートし、単行本の巻数は67巻に及んだ。同作は、大自然の中で生きる少年が釣り名人として活躍する物語で、釣りブームを呼んだ。10年間連載され、テレビアニメや実写映画にもなった。

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2020年11月25日のニュース