豊川悦司、渡辺謙は“生きた化石” 共演シーンで「学ぶことが多い」 

[ 2020年11月25日 14:56 ]

テレビ朝日開局60周年スペシャルドラマ「逃亡者」制作記者発表会見に出席した豊川悦司(左)、渡辺謙
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 俳優の渡辺謙(61)、豊川悦司(58)が25日、都内で行われたテレビ朝日開局60周年2夜連続ドラマスペシャル「逃亡者」(12月5日、6日放送、後9・00)の制作発表記者会見に出席した。

 2人の共演シーンは数えるほどしかなかったが豊川は渡辺のことを「生きた教科書、生きた化石」と表現し、「謙さんからは学ぶことが多くて、数少ない同じ撮影のときは謙さんの一投足をどうしても見ちゃう。謙さんがこのシーンをどう演じるかとか、それを垣間見れるチャンスは貴重だった。すごく自分の身になった撮影になりました」と先輩俳優から刺激を受けた様子だった。

 もし次回共演するならば、豊川は「謙さんと兄弟とか演じてみたい。長男と次男でいきなり親が亡くなってその遺産を奪い合う兄弟とか。ブラックコメディみたいな感じでやれたらいい」と笑顔で答えていた。

 「逃亡者」は1963年~67年に米国で放送され、93年にはハリソン・フォード主演で映画化、日本でも一世を風靡した人気作。今回はテレ朝とワーナー・ブラザース・インターナショナル・テレビ・プロダクションとの共同制作でリメイクする。渡辺は妻殺しの汚名を着せられるも、無罪を主張し真犯人を探す外科医を、豊川は加倉井を執拗に追い詰める冷徹な刑事を演じている。

 渡辺は高度なアクションシーンにスタントなしで挑んだ。印象に残ったのは「走る電車の中での激しいアクション」で、「入念に準備をしてリハもしたのですが身長が高くてつり革や手すりが相手もガンガン頭に当たるんです。でも初めての走る電車でのアクションは興奮しましたね。性なのか、なんなのか」と充実感。豊川も「久しぶりにピストルをたくさん撃ちました。男だからかもですが、楽しかった」と振り返った。

 来年の抱負を漢字一文字で表すコーナーでは渡辺は「脱」、豊川は「握」と発表。渡辺は「脱コロナ。みんなで笑い合って飲む食べるができる世界を切に願う」、豊川は「今年は誰とも握手をしていないやって。他人でも身内でも体温を感じ合うことはすごく大事。コロナで断ち切られているのは残念。コロナを掌握できるように」と新型コロナウイルス収束を願った。

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