作家の小林泰三さん死去 58歳 代表作に「玩具修理者」「アリス殺し」など

[ 2020年11月25日 20:35 ]

 2002年に女優の田中麗奈(40)主演で映画化された「玩具修理者」や「アリス殺し」などで知られる作家の小林泰三(こばやし・やすみ)さんが23日、大阪府内の病院で死去した。58歳。京都府出身。がん闘病中だった。葬儀・告別式は近親者で執り行った。25日、早川書房や東京創元社が公式サイトで発表した。

 小林さんは1962年生まれ。大阪大学大学院を修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞に輝き、デビューした。

 「天獄と地国」「ウルトラマンF」で星雲賞(日本長編部門)を受賞。2014年「アリス殺し」は啓文堂書店文芸書大賞に輝くなど、SF、ホラーからミステリーまで幅広く活躍した。

 「ラブサイコ 狂惑のホラー」は映画化、「影の国」「ドッキリチューブ」はテレビドラマ化された。

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