金子恵美氏 皇女制度に「小手先のことをするのではなく真正面から皇位継承問題について議論すべき」

[ 2020年11月25日 12:20 ]

元衆院議員の金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(42)が25日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。政府が皇族数減少に伴う皇室活動の担い手確保策として、女性皇族が結婚した後に「皇女」の尊称を贈り、公務への協力を委嘱する新制度の創設を検討していることについてコメントした。

 加藤勝信官房長官は24日の記者会見で、皇室活動の担い手確保策に関し「女性皇族の婚姻による皇族数減少については、皇族方のご年齢からしても先延ばしできない重要な課題だ」と強調。政府は結婚後の女性皇族に「皇女」の尊称を贈り、協力を委嘱する新制度創設を検討している。

 MCの小倉智昭キャスター(73)が「皇室の存在ってご公務だけの問題ではないですからね」と話すと、金子氏は「私は今回、この皇女に関してはまさに皇室のご公務の安定的な維持といいますか、負担軽減のための対策でしかないというか、根本的な行為継承の問題解決ではないという考えを持っています」と指摘。

 そして「皇位継承第2位に今いる悠仁親王さまが14歳でいらっしゃるので、まだこの議論すべきじゃないという識者もいますが、今しないでどうするんだって私は思う」とし、「男系の継承維持の意味とか、歴史の重みとか、必要性というものを国民の皆さんに本当に理解してもらえるような努力を政治をしているのかってところの方が問題であって、こういう小手先のことをするのではなく真正面から皇位継承問題について議論すべき。この皇女っていうのがもしかして女性天皇、女系天皇への布石じゃないですけど、つなげていくんじゃないかっていうきらいさえあると思う」と自身の考えを述べた。

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