「志村どうぶつ園」で人気 “ブサカワ”秋田犬「わさお」“90代前半”で天国へ「眠るように旅立った」

[ 2020年6月10日 05:30 ]

14年11月「天才!志村どうぶつ園」のロケで青森を訪れた志村けんさんとわさお。右は亡き飼い主・菊谷節子さん(「わさおプロジェクト」提供)
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 青森県鰺ケ沢町で暮らし、不細工だけど可愛い「ブサカワ」で人気の秋田犬「わさお」が8日に死んだことが分かった。推定13歳で、人間では90代前半に当たるとみられる。

 支援団体「わさおプロジェクト」の工藤健代表(52)によると、死因は多臓器不全。今年4月から自力で立ち上がれなくなるなど衰えが目立っていた。今月7日に健康状態が急激に悪化。病院で点滴治療中「だんだん静かになっていき、眠るように旅立った」(工藤さん)という。

 捨て犬だったわさおは2007年秋に同町で保護。凶暴だったが、町内で焼きイカ店「七里長浜きくや商店」を営んでいた菊谷節子さん(2017年死去)にだけは懐き、引き取られた。昼は商店の看板犬、夜は菊谷さん宅で過ごした。

 「ブサカワ」が話題となり、11年には映画「わさお」が公開された。今年3月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさんの人気番組「天才!志村どうぶつ園」でもたびたび紹介され、志村さんもロケやスタジオでわさおと対面した。「お互い距離を取ってどこかリスペクトしあうような関係でした」(工藤さん)という。

 東日本大震災の被災地訪問や、地元駅の観光駅長就任など、幅広く活躍。海外から観光客がわさおを見に来るなど、地域活性化にも貢献した。工藤さんは「わさお自身は何をするでもないのに、周りにいろいろ起こる。うずまきの中心みたいなヤツでした」と振り返った。

 昨年5月には、同じ秋田犬の妻「つばき」にも先立たれた。わさおが立てなくなったのは、志村さんの死去から3日後。くしくも志村さんの後を追うような形に。支援団体の関係者は「天国で菊谷さん、志村さん、つばきと再会できますように」と祈った。

 現在の飼い主で菊谷さんの長男・菊谷忠光さん(55)は「ありがとう。わさおと家族でいられたことを誇りに思う」とコメント。わさおプロジェクトは後日、お別れの会の開催を検討している。

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