藤井聡太七段 史上最年少タイトル挑戦へ王手!棋聖戦決勝T準決勝で佐藤天彦九段に勝利

[ 2020年6月2日 19:35 ]

<棋聖戦決勝トーナメント準決勝>対局を終え会見に臨む藤井聡太七段。別室の記者の質問に答える(撮影・小海途 良幹)
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 将棋の藤井聡太七段(17)は2日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた棋聖戦決勝トーナメント準決勝で佐藤天彦九段(32)を破り、4日の決勝進出を決めた。

 愛知県瀬戸市在住の藤井は緊急事態宣言中の対局がすべて延期となっていたため、この日は4月10日の菅井竜也八段戦(王位戦挑戦者決定リーグ白組)で勝って以来、自身最長となる53日ぶりの対局。これまでの最長ブランクは16年12月24日の竜王戦ランキング戦6組の対加藤一二三・九段戦から翌17年1月26日の棋王戦予選・対豊川孝弘七段戦の33日ぶりだった。

 この日の勝利により、並行して指されていた準決勝で山崎隆之八段(39)を下した永瀬拓矢2冠(27)と決勝で激突。勝てば8日開幕の棋聖戦5番勝負で渡辺明棋聖(王将、棋王との3冠)への挑戦が決まる。01年7月19日生まれの藤井は8日時点で17歳10カ月20日。屋敷伸之・現九段の持つタイトル戦出場史上最年少記録(17歳10カ月24日)を4日更新する新記録となる。

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