ア・リーグ東地区は93勝48敗、ア・リーグ中地区は60勝94敗、MLBスケジュール変更で地区格差が…

[ 2023年5月17日 07:57 ]

レッドソックス・吉田正尚(AP)
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 MLBでは今季からア・リーグ、ナ・リーグ関係なく全球団と対戦することになった。去年は同地区のチームとの試合が76試合と全スケジュールの47%だったが、今年は52試合で32%に減った。これにより地区の実力差が明らかになったとスポーツ専門局「ESPN」電子版が16日(日本時間17日)、報じている。

 5球団全部が勝ち越しているア・リーグ東地区は93勝48敗で勝率・660。一方で、1球団しか勝ち越せていないア・リーグ中地区は60勝94敗で勝率・390。ア・リーグ西地区は4球団が勝ち越しているが、アスレチックスが足を引っ張り、64勝74敗で勝率・464。他はナ・リーグ西地区が69勝64敗で勝率・519、ナ・リーグ東地区が74勝72敗で勝率・507、ナ・リーグ中地区が76勝84敗で勝率・475となっている。

 去年まで同地区のチームとは19度も対戦したため、特にア・リーグ東地区は星のつぶし合い。昨季78勝84敗で地区最下位だったレッドソックスも、地区外の対戦は52勝34敗と大きく勝ち越していた。それが今年は13度に減ったことで、他の地区のチームとの対戦がトータルで24試合増えるため、ア・リーグ東地区のチームの勝ち星は増える。ちなみに昨季も他の地区のチームとの試合は248勝182敗で圧倒していた。

 地区の全チームが勝ち越せばMLB史上初になるが、ワイルドカード枠は3つなので、1球団はプレーオフに出られない。一方ア・リーグ中地区で唯一勝ち越しているツインズ(23勝19敗)もここまでは比較的楽なスケジュールだった(対戦相手の勝率は・472)。仮に地区の全チームが負け越しとなっても、地区首位のチームはポストシーズンに進むことになる。

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