藤浪所属のアスレチックス　今季44試合目でようやく10勝　7回に劇的満塁弾　延長12回にサヨナラ勝ち

インターリーズ   アスレチックス9―8ダイヤモンドバックス （ 2023年5月16日    アスレチックス9―8ダイヤモンドバックス ）

サヨナラ勝利に歓喜のアスレチックスナイン（AP）
Photo By ＡＰ

　歴史的な低迷に苦しむアスレチックスが、シーズン44試合目にしてついに2桁の10勝（34敗）に到達した。もちろん両リーグ30球団で「最遅」だ。

　試合は4―6の7回に3番手の藤浪が2失点。リードを4点に広げられたが、ここからドラマが待っていた。

　その裏、2死から満塁とし、5番・ノダが中堅に4号満塁本塁打を叩き込んだ。

　これで同点。試合はタイブレークの延長に入り、最後は延長12回1死満塁でルイーズが遊撃を強襲するサヨナラ安打を放った。負け投手は昨季までヤクルトで守護神を務めたマクガフだった。
　ノダにとっては初のグランドスラム。遊撃手アレンは「彼は素晴らしいよ！」。マーク・コッツェー監督も「我々にとって大きなヒットだったし、試合の流れを変えてくれた」と殊勲のアーチを称えた。

　ちなみに、前日の試合で80年以降では最少の2064人だった観客数は、やや増えて3261人だった。